「中国・天津市における廃プラスチックのモデル工場設立並びに廃プラスチックリサイクル団地の整備」事業に着手

 

 資源循環ソリューションプロバイダーの株式会社エコマテリアル(以下 エコマテリアル、本社:東京都港区虎ノ門、代表取締役 千葉鴻儀)は、この度、北九州市、アジア低炭素化センター(福岡県北九州市)並びに㈱エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所等の官民合同コンソーシアム形態での支援を受け、「中国・天津市における廃プラスチックのマテリアルリサイクル事業(都市間協力によるモデル工場設立並びに廃プラスチックリサイクル団地の整備)」の事業性調査に関し、平成23年5月31日付けで環境省から「平成23年度静脈産業の海外展開促進のための実現可能性調査等支援事業」に採択されました。
 
 
エコマテリアルは、天津市からの「廃プラスチックリサイクルの高度化」の要請を受け、世界最大規模のリサイクル団地である中国天津市の天津静海子牙循環経済産業園区において、現地に立地する天津市緑天使再生資源回収利用有限公司と合弁会社を設立し、モデル工場設立及び廃プラスチックリサイクル団地整備を行う計画です。廃プラスチックの再生製品化を含めたマテリアルリサイクル処理は、主に現地の日中合弁の家電リサイクル工場から発生する廃プラスチック処理を中心に行いますが、天津市内で発生する廃プラスチック総量は約20万トン/年と言われています。これらを現地のリサイクル事業者と共に、廃プラスチックリサイクル団地で集中処理を行うことで、環境保全性の確保、再生プラスチック製品の開発やクローズドリサイクルをはじめとするマテリアルリサイクルの高度処理化及び技術開発等を実現させ、同時に現地リサイクル事業者及び日本のリサイクル事業者の海外展開促進の仕組みを構築します。将来的には、天津市と共に中国でも最大規模の廃プラスチック処理とマーケットを形成するエリアに成長させる計画です。
今回、環境省から採択された内容は、この事業計画の実現可能性調査を平成23~24年の2年間実施する事業となります。
 
支援事業実施体制(官民合同コンソーシアム)
※天津静海子牙循環経済産業園区は、中国国家環境保護部からリサイクル関係企業を集積する目的で作られたリサイクル河口団地の一つであり、中国北部では、天津市静海県が唯一の指定地となっています。産業園区の計画面積は2キロ平米であり、輸入廃電気電子機器の解体・加工・再利用の専門園区として2001年にスタートしました。2009年度から2年間、北九州市及び天津市間の都市間協力により、家電リサイクルや自動車リサイクルなどの導入によるエコタウンの高度化に向け、マスタープラン策定支援や訪日研修、企業間交流などを実施しています。
 
 
 
 
 
 
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株式会社エコマテリアル (www.emcgroup.co.jp )
広報担当:小川・楊(よう)